ひざ痛

ひざ痛とは

ひざ痛は、多くの人々が経験する一般的な症状であり、特に中高年層に多くみられます。膝関節は、身体の重量を支える重要な部位であり、その為に様々な負担がかかりやすいです。ひざ痛の原因は多岐にわたり、早期の診断と適切な治療が重要です。

 

ひざ痛の主な原因

①変形性膝関節症

加齢に伴い、膝関節の軟骨がすり減ることで、関節が変形し痛みが生じます。特に50歳以上の女性に多くみられます。

 

②関節リウマチ

免疫系が自己の関節を攻撃する自己免疫疾患です。膝関節の炎症が主な症状で、痛みや腫れ、こわばりが見られます。

 

③スポーツ障害

スポーツや激しい運動により、膝の靱帯や半月板が損傷することがあります。

特に若いアスリートに多いです。

 

④怪我や事故

膝の骨折や脱臼などの外傷が原因でひざ痛がしょうじることがあります。

 

ひざ痛の症状

ひざ痛の症状は、原因によって異なります。主な症状には、膝の痛み、腫れ、こわばり、関節音(きしむような音)、可動域の制限などがあります。痛みは、運動時や階段の昇降時で悪化することが多いです。

 

ひざ痛の診断

ひざ痛の診断は、患者の症状や病歴を元に行われます。身体検査や画像検査(レントゲン、MRI、超音波検査)を組み合わせて、原因を特定します。また、血液検査も関節リウマチなどの自己免疫疾患の診断に役立ちます。

 

ひざ痛の治療方法

ひざ痛の治療方法は、原因や症状の重さに応じて異なります。主な治療方法には以下のものがあります。

 

保存療法

①薬物療法

痛みを軽減するために、消炎鎮痛薬やコルチコステロイドの注射が行われます。

 

②装具療法

膝をサポートする為の装具やブレースを使用します。

 

③生活習慣の改善

体重管理や正しい姿勢の維持、適切な運動が重要です。

 

手術

保存療法で十分な効果が得られない場合や、症状が重い場合には手術が検討されます。主な手術には以下のようなものがあります。

①関節鏡視下手術

小さな切開を行い、内視鏡を使用して関節内の修復や清掃を行います。

 

②膝関節置換術

変形性膝関節症が進行した場合、人工関節を用いて関節を置換する手術です。

 

ひざ痛の予防

①適切な体重管理

過剰な体重は膝に負担をかけるため、健康的な体重を維持することが重要です。

 

②正しい運動

筋力を強化し、関節の柔軟性を保つために、適度な運動を行いましょう。

特に水泳ウォーキングなどの低衝撃の運動がおススメです

 

③正しい姿勢

長時間座る際や重いものを持ち上げる際には、正しい姿勢を保ち、膝に負担をかけないようにしましょう。

 

④適切な靴の選択

足に合った靴を選ぶことで、膝への負担を軽減することができます。

 

 

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