最近よく話題になる「自律神経」、皆さんもよくご存知かと思いますが簡単にお話ししていきたいと思います。
自律神経とは大まかにお話すると2種類の神経が相互に働いて存在しています。
・交感神経
・副交感神経
この2つはよくブレーキとアクセルの例えをもって話されます。
交感神経は活動時、副交感神経はリラックス時。つまりアクセルの働きが交感神経、ブレーキの働きが副交感神経。
もう少し詳しく見て行いましょう。
<交感神経>
この神経はどちらかというと緊急反応に近いイメージです。
例えば
・人前で発表しなければいけない緊張する場面
・試合前の興奮状態
・危険にさらされた時の防衛・逃走反応など
動物としての本能とも言えますね。
自らが危険にさらされた時にのんびりしていては標的に獲物として狩られてしまいます。
この時の反応は、
・呼吸数の上昇
・心拍数の上昇
・骨格筋は緊張状態
といった状態になります。
まさに戦うか逃げるかを選択するような状態です。
<副交感神経>
副交感神経が優位になっている状態では、身体の力が抜けている、いわゆるリラックス出来ている状態となります。(副交感神経が優位になりすぎるとよくない状況になりますが、それはまた今度)
一般的には夜寝ている時に働くと言われています。
副交感神経線維の神経には、
・迷走神経→呼吸との関係
・三叉神経→顔との関わり
・舌咽神経→舌の働き
といった呼吸、表情、言語と関わりの深い神経があります。
これらの神経が活発になるので、安全な環境下では副交感神経が働く事が考えられますね。
【現代における自律神経】
現代の生活スタイルはどうしても交感神経が優位になりやすいです。
・ストレス社会
・スマホの普及
・添加物の多い食事 などなど
交感神経優位の体になることで
・疲れが抜けない
・慢性症状が長く続く
・自律神経のバランスを乱す
これらの可能性が十分に考えられます。
自律神経が乱れることにより、肩こり、首の痛み、腰痛など様々な症状が身体に出てきます。
交感神経と副交感神経、この2つの神経のバランスがとても重要になります!
ご自身で調整するのは難しい神経ではありますが、簡単な事からやれるといいですね。
寝る前はスマホをみない、お風呂につかる、身体によい食事を心がけるなどできる事から始めましょう!
当院では自律神経の調整、指導など行っています。
神保町、水道橋、九段下にてお困りの方、神二整骨院/神二はり灸院までご相談下さい。